フレットの調整 (NO.C-1) 
アコースティックギターパーツネット
● 作業時間 2時間
● 使用用具 ヤスリ、三角ヤスリ、スチールウール、ストレートエッジ
● ポイント ストレートエッジを使ってフレットの高さを一定にしたあと
やすりがけをしてフレットワイアーを滑らかにします。フレ
ットの両端も演奏時にひっかからないようにやすりで削り
ます。・・・完成はとっても近い〜〜
フレットの調整は演奏性に直接関わってきますので、妥協しないで完全に行い
ましょう。フレットの高さが均一でないと音がビビッたり、音程が狂ったりします
ので、正しい音を出すための必須の工程となります。調整は高さの統一とフレ
ットの端の処理に分かれます。まずは全体の荒調整で、フレット全体を荒めの
ヤスリで軽くなでるように均等に削ります。フレットワイアーの材質は見た目よ
りずっと軟らかく、力を入れるとすぐに削り過ぎてしまいますので、注意が必要
です。とにかく、軽く、柔らかく触るように作業を進めます。次に高さのチェックに
突入します。この高さは目で見ただけでは残念ながら殆ど判りません。肉眼で
は把握不能ですので、長い定規又はストレートエッジを使って0.1mmの世界
のチェックを行います。フレットワイアーに直角にゲージを当てて、ゲージがカタ
カタと音をたてないか確認します。音がすれば高さが均等になっていないという
ことになります。
フレット全体から見て、特定のフレットだけが高いのか、又は低いのかによって
調整方法が若干異なります。特定のフレットだけが高い時は、高いフレットだけ
を削って高さを合わせます。特定のフレットだけ低いのであれば、全体を低く削
る必要があります。これらの手順を基本に高さを均一にしてゆきます。何度も定
規を当ててカタカタの音を無くしてゆきましょう。私はこの工程を「カタカタ」と呼ん
でいます。多分このように呼ぶのは私ひとりでしょうが・・・・・ 実はこのフレット
の調整はネック自体がねじれや波打ちがないかが、大きく影響します。フレット
の土台自体が狂っていたら当然フレットの高さも狂います。ですので、ネックを
取付ける時点でまっすぐな、ゆがみのないネックにすることが大切となります。
次はフレットの端の調整に入ります。フレットの端は手で触れてみてひっ掛かり
がなくなるまで調整します。ここでもヤスリを使いますが、軽くなでるように動か
します。米国のある有名な解説書に「kiss」をするように・・・・てな表現が使われ
ています。それくらい軽く力を入れないようにということです。フレットの端は1辺
の長さが5mm〜10mmくらいの三角ヤスリを用います。フレットの端の左右と
上部を僅かに削ってゆきます。誤ってフィンガーボードを削ってしまわないように
注意します。調整が終了したら、フレット全体をペン型のサンダ―とスチールウー
ルでピカピカになるまで磨きます。
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