ブリッジの位置を決める 
アコースティックギターパーツネット (NO.B-6-2)
● 作業時間 1時間
● 使用用具 定規、マスキングテープ、鉛筆
● ポイント ブリッジの位置がずれると音程も狂ってきますので注意が
必要です。オクターブピッチの最終調整はサドルで行います。
次の工程の塗装に入る前に、ブリッジの位置を決めておきます。塗装時にはブリ
ッジの取り付け位置にマスキングテープを付けておく必要があります。ですので
この段階でブリッジの取り付け位置を決めておきます。今回の製作ギターのスケ
ールは628mmです。この628mmというのは一体どこからどこまでの長さなので
しょうか。この長さはナットの位置からサドルの位置までをいいます。全体の長さ
は628mmですが、12フレットの位置がちょうど真中ということになっています。で
すのでまず12フレットからサドルまでの314mmを測ります。ここでブリッジについ
ているサドルの溝が、弦に対して垂直ではなく、少し角度がついているのがわか
りますね。これは弦が完全な平行ではなく、若干のスケール(弦長)が異なっている
ので、それを補正するためにこの様な溝になっているのです。最終の音程調整(オ
クターブピッチ)はサドルで行いますが、ブリッジの位置でも若干の調整をしておき
ます。ブリッジの位置を2mm伸ばしておくという調整を行います。つまり、12フレッ
トからサドルまでを316mmにしておきます。
定規を使って12フレットの中央部から316mmの長さの位置に鉛筆で印をつけ、
その位置にサドルの1弦部分がちょうど来るように位置決めをします。あくまでも
サドルの位置を中心にします。ブリッジの端が基準ではありませんので要注意
を。次にブリッジの端からサドルまでの長さを測っておきます。通常は5mmぐら
いのはずです。先程の316mmの印の位置より5mm近い位置をブリッジの端と
すれば正しい位置が決まります。この位置で弦に垂直に線を引きブリッジのネッ
ク側の位置とします。そしてこの線に沿ってマスキングテープを貼っておきます。
次にブリッジの1弦と6弦のピン穴の位置ががちょうどネックの幅のなかにおさま
っているか確認します。ネックの両端を定規で延長してゆき、1弦と6弦のブリッ
ジピンの間におさまっている位置を決めます。この位置のブリッジの両端にマス
キングテープを表板に貼っておきます。これでブリッジの3方の位置が決まりま
した。最後にブリッジのエンド側の位置をテープで貼って終了です。
この工程の「ブリッジの位置」はマーチン社でもいろいろ変更が試みられている
ようです。これはなかなか正確なブリッジ位置が決められないということの表れ
でもあるのではないでしょうか。では何故正確な位置が決めにくいのかと言いま
と、弦の押さえ方や弦の太さ、さらに基本的には6本の弦は平行ではないので、
少しづづスケールが異なっているということに起因するようです。ですので、微調
整はギターが出来上がった後の、弦を張った時点でオクターブ調整を各弦に対し
ておこない、音程がおかしい場合はサドルの山で調整することになります。正直
この工程は多少アバウト的にならざるを得ないようです。何かいい加減なことを
言っているようですが、ゴメンナサイ。もっと勉強してきま〜す。とりあえず、私は
2mmの補正数値と厚めのサドルで調整の範囲を広げられるようにはしています
が、まだ確証が持てません。ゴメンナサイ。
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