ネックの形を作る(NO. B-5-1)
アコースティックギターパーツネット
● 作業時間 15時間
● 使用用具 のこぎり、かんな、のみ、やすり
● ポイント 中心線を常に意識して、ボディ中心からまっすぐにネック
の中央からヘッドへの直線をイメージしながら作ります。
ここではヘッドからジョイント部、ヒール部までを作っていきます。微調整は別の
工程で行いますので、多少大まかで構いません。私の場合は木工屋さんであ
る程度の形までは仕上げてもらっていますが、、ここでは「への字」と呼ばれる
加工がされているものにヒール部分がついている材料から始めます。この材料
は愛知県の愛知木材さんで手に入ります。2000円ぐらいかと思います。この
他の材料も大半は愛知木材さんで手に入りますので、製作だけでなく、リペア
のためにも確保しておくと便利です。欲しい方は一度電話してみてください。(愛
知木材 tel 05675−5−1761)さてまず、材料の幅を決めます。中心線を
引いてからまずヘッドのサイズですが、トップで7cm、ナット側で4.5cmにしま
す。ジョイント側は14フレットで5.5cmにします。これがネックの幅の寸法です。
次に厚みですがヘッドは15mm、握り部分は15mmとします。ジョイント用の
出っ張り部分はは20mm角、ヒール部分には90mmの厚みを取ります。ネッ
クの握り部分はこの段階ではラウンドさせなくて、角材のままにしておきます。
調整はフィンガーボードとネックがついた時点で行います。その他の部分は1m
m程度の余裕を持たせ作っておきます。ヒールはボディ厚の高さだけ用意して
おきます。ヒール部の曲線は荒めのヤスリで削り落としていきます。ヘッド部分
とネック握り部分とジョイント部分はのこぎりで、ヒール部分はヤスリで成型しま
す。ここでの注意点はヘッドの厚みがペグによって制約を受けているということ
です。市販されているペグはほとんどが15mm厚のヘッドに対応しており、そ
れより厚くても薄くてもうまく機能しません。ですのでヘッドの厚みは常に15m
mにします。私はこのことを知らずに、分厚いヘッドを作り、あとで大変な思いを
しましたので、他のみなさんはこのようなことのないように念のため・・・・失敗も
こういう時は役に立ちますなぁ・・・・
好みでヘッドに付き板(ヘッドの表面につけるローズウッドやエボニーの薄い板
のこと)を貼る人は、付き板の厚みも含めて15mmに調整してください。又、バ
イスがある人は材料をバイスに固定して切ったり、削ったりすると能率がグッと
上がりますし、出来栄えも良くなります。
coffee break 〜
ネックジョイントの種類について・・・・・ボディとネックをつなぐジョイントにはいろ
いろな作りがあります。弦の振動をナットで受けているネックも、ボデイと同様
に振動しています。ですのでネックとボディとの結合は出来る限り強力に接着
される必要があります。又、一方では修理の際には簡単に外せる必要もあり
ます。ギターにとって最も重要な部分でありますネックとボディのジョイントの種
類をざっと挙げてみます。
●ダブテイル・ジョイント
文字通り鳩の尾のようなクサビ形の出っ張りをネック側につけ、ボディ側で
は同じ形の台形の溝を作り、上からネックをはめ込む、とても手間のかかる
方法です。正確に作られたものは接着剤がいらないほどがっちりと固定され
ます。各メーカーのトップラインにはほとんどこの方法が採用されています。
このジョイントの形がダブテイル型ではなく、長方形のものはストレートジョイ
ントと呼ばれます。
●ボルトオン・ジョイント
ダブテイルのジョイントの形を四角形に単純化し、ヒール側に雌ねじを埋め込
み、ボディ側からボルトで固定する方法です。溝を作らずそのままダイレクト
にボルトでジョイントするタイプもあり、テイラーやマーチンにも採用されていま
す。
●ダボ・ジョイント
ネックとボディ両方の同じ位置に何ヶ所か穴を開け、丸棒を差し込み接着す
る方法です。これはクラシックギターなどに多くみられる方法で、作業も比較
的簡単なことから、普及版のギターに多く使用されています。
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