裏板のブレースを作る (NO.B-2-2)
アコースティックギターパーツネット
● 作業時間 2時間
● 使用用具 のこぎり、カンナ、のみ、
● ポイント 裏板を僅かにラウンドさせるため、ブレースの接着面の
加工を工夫します
裏板のブレースはマーチンパターンですと3本又は4本使います。ドレッドノート
などの大きなボディだと4本が普通ですが、今回のような小さいタイプには3本
でも強度的にはクリアーできると思います。表板のブレースと比較すると、本数
自体はかなり少なくてすみます。これは、表板にかかるテンションより少ないと
いうことが挙げられます。又、表板にはサウンドホールがありますので、構造的
にも多くのブレースが付くことになります。一方、裏板にはサウンドホールがなく、
テンションも表板ほど強く掛かりません。で、今回は4本のブレースを付けること
にします。幅5mm、高さ10mmのスプルース材を2本、幅10mm、高さ5mmの
ブレースを2本用意します。最初の2本はトップ側に使います。裏板のブレースは
弦に直角に4本ほぼ等間隔にします。残りの2本はテール側に使います。表板
のブレースの時と同じように、裏板に僅かな傾斜をつけるため、ブレースの外側
に向かって1mm高さを低くします。調節は上部ではなく、接着面でします。こうす
ることによって、裏板に僅かなカーブがつくようになります。4本全てのブレースに
中心より1mm薄く削ります。鉛筆で線を引き、カンナで慎重に削っていきます。
裏板に僅かなカーブがつくことによって、ギターが外からの衝撃、例えば大きなも
のが落ちたり、テーブルの角にぶつけたり、そのような衝撃に多少は耐えられる
ようになります。但し、当然限界はありますが・・・個人製作家のギターにはここ
のラウンドの程度が大きいものもあります。又、全然カーブがないものもあります。
ここでは僅かなカーブをつけるにとどめておきます。カーブを付け過ぎるとバイン
ディングの溝を掘るのがむずかしくなりますし、裏板と表板の貼り合わせも多少
むずかしくなりますので・・・
プレース4本が出来たら、次に裏板の継ぎ目の補強材を作ります。弦に平行に
継目全体につけます。幅10mm、厚さ2mmの材を用意します。この補強材はブ
レースをつけた後に付けます。従って、ブレースとブレースの間にうまくはめ込む
ことになります。長さはブレースがついた後に慎重に調整してはめ込みます。
アコースティックギター製作CLUB TOPへ
NEXT BACK